のろやま図鑑

日々であったものたちと仲良くなるための覚書き

ツリバナ

ツリバナ【ニシシギ科ニシシギ属】

落葉低木または小高木
北海道〜九州の低山に広く生える。

9〜10月に濃紅色に熟し、5裂開して、朱色で光沢のある仮種皮に包まれた2〜5個の種子がぶら下がる。

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ツクバネソウ

ツクバネソウ【シュロウソウ(ユリ)科】衝羽根草

花期:5~7月。山地帯の林内に生える。

高さ20~40cm

花径2~3cm

鰐片(外花被片)は緑色で4枚、花弁はない。

葉も4枚が輪生する。

名は、この花状を羽根つきの羽根(衝羽根)にたとえたもの(牧野)というが、

果実が黒く熟したときの姿であろうし、鰐片が伸びていればむしろそちらのほうがふさわしいと感じる。

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ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ【ミズキ科】

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名の御前は白山最高峰の名で、タチバナは果実の形をそれになぞらえた(牧野)というが、このタチバナは橘ではなく、赤い果実のなるカラタチバナである。

葉は未開花の株では4小。花のあるカブで6小が輪生状につく。

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